イーサネットはコンテンション媒体アクセス方式です。コンテンション媒体アクセス方式とは、
簡単に説明すると早い者勝ちで送信権を得る方法のことを言います。
イーサネットで繋がっているデバイス(パソコンなどの機器)は同じ帯域を共有しているため、
下図のようにパソコンAはB宛てに送信したにも関わらず全てのノード(デバイス、ここではパソコン)
に送信してしまいます。

そのため、下図のようにコリジョン(衝突)が発生していしまいます。

このコリジョンを防ぐための方法をCSMA/CD(キャリア検知多重アクセス/衝突検出)と言います。
CSMA/CDとはパケットが同時に複数のノード(パソコン)から送信された時に発生するコリジョンの問題
を解決するために作られました。
CSMA/CDはまず送信しようとする時に、回線上のディジタル信号の有無をチェックします。
信号がなければ送信を開始します。またリアルタイムで回線をモニターして他のホストが送信を始めていな
いかチェックしています。

もし他のホストが送信を開始し、コリジョンが発生した場合はその回線上に繋がっているノード
にデータの送信を停止させます(ジャム信号を送信する)。

ジャム信号を受けたノードは少しの間待ってから送信を開始します。
もし、15回試みてもコリジョンが続いた場合はその送信データは破棄されてしまいます。
1.半二重イーサネット
半二重イーサネットは元々の802.3イーサネットで定義されており、ワイヤを1対だけ使って双方向
に信号を通すというものです。道路でいう一車線しかない道路です。そのため、コリジョンも発生
するため、CSMA/CD方式を採用しています。半二重イーサネットでは送信と受信を同時に行えないため
非常に効率が悪いです。
2. 全二重イーサネット
全二重イーサネットは半二重イーサネットと違い、2対のワイヤを使っています。そしてポイントツーポイ
ント(1対1の接続)接続を使います。道路でいうと複数の車線のある高速道路であり、コリジョンも発生せず、
送信と受信が同時に行えるため、双方向で100%の効率を出せるようになっています。
※ハブで接続されている場合は半二重イーサネットになります。これはハブ内部では一車線の道路になって
いるためである。